2024年度 プレミアム研究会のご報告
人事労務担当者のための復職プログラムを学ぶ会「プレミアム研究会」を
2024年度においても開催いたしましたのでご報告します。
昨年は3回シリーズの企画でしたが、好評により開催数3回アップ【計6回】とし、
期間を6月から年明け1月までのロングランで開催しました。
【講師】
中央:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 疫学・衛生学分野 准教授 高尾総司 氏
右側:前園綜合法律事務所 代表弁護士 前園健司 氏
左側:株式会社Office d’Azur 代表取締役 森悠太 氏
※詳しくはチラシをご覧ください。.
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人事労務担当者のための復職プログラムを学ぶ会~メンタルヘルス編~
従来の復職プログラムは、休職した従業員を“復帰” させることに主眼が置かれ、いわば復帰がゴールでした。
復帰後の業務パフォーマンスは二の次であり、特にメンタルヘルス不調からの復職の場合は再療養も少なくありません。
これは会社にとっても従業員本人にとっても、負の側面があったことが否めません。
この負の側面を脱するカギは、実は、人事労務担当者が労務管理の視点で休復職制度を捉え直すことにありました。
復帰を再スタートと捉えた人材を活かす真の復職プログラム、それが” 高尾メソッド ”です。
岡山大学 高尾総司 先生が提唱する復職プログラムで、未発表データであるもののメソッド導入による再療養のハザード比が約0.37となることも示されています。
プレミアム研究会は、少人数で開催しているため参加者が各職場で実際にお困りの事例を持ち寄ります。
3名の講師がそれぞれの立場で事例解決へ導く具体的なアドバイス、質疑応答、参加者同士で意見を出し合います。
今年度は3回開催が増えたにもかかわらず、毎回時間が足りなくなるほど活発で有意義な時間となりました。
研究会の開催前後には、メーリングリストを活用して、アドバイスいただいた内容を振り返り、次へ活かします。
参加者自身で実際に自社の事例に沿った面接シナリオなどを作成し、先生方が個別に添削してくださいます。
作成したシナリオは、即座に面談等の実践に活かし、皆で情報を共有しながら、ともに学びを深めて参りました。
参加者は基本的な考え方の整理ができ、面接シナリオ等の作成、活用を体感しました。
実践的なツールを通じて、事例の解決を目指し、自社の具体的な復職プログラムへの落とし込みができました。
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2025年度につきましてもプレミアム研究会を開催予定です。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。興味のある方は事務局へお問い合わせください。