2023年度産業保健看護職勉強会の開催報告 ≪部会:産業保健看護職交流会≫
2023年度産業保健看護職勉強会を開催いたしました。
講師は当協議会の教育事業担当支援者を務めてくださっている
アサヒプロマネジメント株式会社 保健師 住徳松子先生です。
実は本企画、2020年4月に「持ち物調べ」というテーマで1日の開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い中止を余儀なくされました。
そこで、2023年度はどうしても本企画をやりたいと住徳様にご相談させていただいたところ、3回シリーズとボリュームアップした形での欲張りな勉強会が実現いたしました!
目的
●「目指す産業保健看護職像」を明確にすることができる
●「目標までの自分自身の現在地」を確認することにより、研鑽すべき知識やスキル、不足している経験を理解できる
●キャリアアップに必要な中長期プランがイメージ出来、これから取るべき具体的行動がわかる
日時&テーマ
全3回ともに15:30~17:30 終了後、懇親会も開催
① 2023年10月20日(金) 「産業保健看護職としてのキャリアを考える」
② 2023年12月22日(金) 「個人への支援のためのスキルを身に付ける」
③ 2024年2月9日(金) 「組織・集団支援に必要な企画力とプレゼン力」
講師
アサヒプロマネジメント株式会社サステナ推進部 健康支援センター
保健師 住徳 松子 先生
開催概要
各回テーマに沿って、講義・個人ワーク・グループワーク・まとめという流れで勉強会を実施し、17~18名が参加しました。
第1回は、個人ワークで自身の課題を考え、グループワークでうまくいかない要因と解決策を考えました。また、産業保健の分野で活躍されている2名の保健師の方にアドバイザーとしてご自身のキャリアアップについての軌跡をお話いただき、そこから自立した産業保健看護職となるためにどういう取組や自己研鑽が必要となるのかを考える時間となりました。
第2回は、勉強会当日までに「個人支援のためのスキルチェック・持ち物調べ(面接技法の習得現状)」を確認する事前課題に取り組んでいただきました。勉強会当日は、積極的傾聴法を体験し、個人支援を行う際に必要な面接技法を考え、まとめ講話で外部機関の活用や他の専門職との連携について学びました。
第3回も第2回と同じく事前課題に取り組みました。今回の事前課題は「組織・集団支援のためのスキルチェック」です。勉強会当日は、個人ワークで事例を用いて事業場のアセスメントを行い、グループワークでその課題を解決するための企画内容を検討しました。
まとめ講話では、「PDCAを展開できる効果的な企画立案」についてお話いただき学びを深めました。
最後は全3回を通して自分自身のキャリアプランや今後の自己研鑽計画を発表しました!
自分自身を振り返る、他の方の立場や意見を聞くことで幅広い視野を持つ、知見を深める、自分自身のキャリアアップを考える、産業保健看護職の輪を広げる・・・
たくさんのことを得て明日に活かせる、そんな勉強会になったことは間違いありません。