2024年度 産業歯科支援者交流会のご案内
産業保健分野において取り組むべき課題は多岐にわたり、歯科保健の優先順位は依然として高くはありません。産業保健の枠組みの中で総合的な視点を持って歯科のあり方を考える必要があります。
現在、健康経営の視点や、国民皆歯科健診が掲げられ、産業歯科保健の機運がやや高まりつつあります。第3期改定以降の特定健診における標準的な質問票に、“咀嚼状態”に関する質問が追加されたり、後期高齢者支援金の減算の要件に当たる項目に歯科が入ったりと、歯科保健の取り組みの糸口は少しずつ見えてきているように感じます。
その一方で、社会情勢的には、社会保険適用拡大による新たな健保加入者の増大と高齢労働者の増加により、保険者の負担は今後ますます大きくなっていくものと思われます。そして、新型コロナ感染症以降WEB等の活用により、集団から個別対応に保健事業も変化してきています。医療費の適正化、エイジフレンドリーの観点を含め総合的に産業歯科保健活動のあり方を考えていきたいと思います。
この機会に、今一度、真の歯科保健は何かを見つめ直し、正しい情報にアップデートするために、 東京医科歯科大学改め、東京科学大学の 相田潤先生 に、ご講演いただきます。
広い視野で真の歯科保健、歯科医療ニーズをご教示いただき、進むべき産業歯科保健のニューノーマルを探求したいと思います。 奮ってご参加ください。
■開催概要 ※プログラムは一部変更する場合があります
日時: 2025年2月2日(日)11:00~12:30
現地: 日本予防医学協会九州事業本部 会議室
福岡市博多区博多駅前3-19-5博多石川ビル4F
https://www.jpm1960.org/zaidan/access.html#05
現地参加は、30名まで先着順
オンライン:Microsoft Teams 参加の招待メールをお送りします
演題:「この10年で変わった歯科疾患の評価と産業保健における重要性」
講師: 国立大学法人 東京科学大学大学院医歯学総合研究科
歯科公衆衛生学分野 教授 相田 潤先生
懇親会:12:40~ ※希望者のみ、状況により中止することがあります
主催:九州・福岡健康経営推進協議会